「よぶこえ」第367号「つまみ食いのように(6)」 2013・7・24(水)

【『風に立つライン』から、“生きる心構え”】

昨日、読んだ本は、
ほとんどが、
つまみ食いのように読んだ本ばかりでしたが、
これは読み通しました。

でも、
発売されてから、
まだ一週間ですので、
詳しくは触れないようにします。 

つまみ食いのように、
引用します。

それを繋いでも、
話の筋は見えてこないと思います。

ぜひ、

お買い求めになって、
じっくり読んでください。

この小説、
人間としての生きる心構えを問うていると思います。
とりわけ、
医療に携わる人の心構えを問うていると思います。

私の心に痛切に痛烈に響いた箇所を、
ほんの数カ所ですが、
引用します。

●僕はお医者になれますか?
(中略)
●勿論なれるよ。
(中略)
●いい加減な慰めを言わないで!
●僕は9人の命を奪ったんです。
(中略)
●それなら、これからお前の一生をかけて10人の命を救わなくてはならない。
(中略)
●分かるだろう。
●いいかい。
●未来はそういうためにあるんだよ。


●可哀想な被災者が暮らしてるって目で見るなよな。
●フツーの人間が生活してるんだぜ。
(中略)
●施す者は施される者に、
●常に感謝の言葉だけを求めるのです。 
(中略)
●そういう人達には、
●「ありがとう」
●「助かります」
●「感謝しています」
●「このご恩は忘れません」
●という言葉だけが必要なのです。



●航一郎が好きだった言葉を贈ります。
○『飽くことなく与え続けてください。
○しかし、残り物を与えないでください。
○自分が傷つくほどに与えつくしてください。
●マザー・テレサの言葉です。


●島で生まれ育った人にとって、
●この小さな小さな診療所が、
●ささやかな人々の小さな命と直接繋がっているのです。
●私は一体何のために医師になろうとしたのだろう。 


●これが“有事”だと理解していたのは、
●日本では警察と消防と自衛隊だけだったかもしれない。


これをもって、
『風に立つライオン』は終了します。
同時に、
【つまみ食いのように】も終わります。 

「よぶこえ」第367号「つまみ食いのように(6)」 2013・7・24(水)