『春夏秋冬を楽しむ俳句歳時記』(成美堂出版)
八月を開いてみました。
いいなあと思う句がいくつも。
その中で、

こういう句はとても詠めないなあと思った句。
こういう発想は悔しいけどないなあと思った句。

溺れゐるごとくに西瓜食べてゐる  阪西敦子

たましひのたとへば秋の螢かな  飯田蛇笏

底紅や黙ってあがる母の家  千葉皓史
「底紅」は「木槿(むくげ)」のこと。

喪帰りの愁思の真珠外しけり  竹内光江

卯の花