ラジオ深夜便、
4時台は「絶望名言」でした。
今回は石川啄木。

話の中に、
山田太一のドラマの一場面が語られました。

初老の男が若者に言います。
「自分を哀れんだり可哀そうと思うなんてぶざまなことやめろ」
若者が言い返します。
「自分を哀れんでやっと生きていけることもあるんです」

自分を哀れんでもいいじゃないか、
自分を可哀そうと思ったっていいじゃないか。
人の迷惑になるわけじゃなし、
それで生きていけるならいいじゃないか。
そんなことを思いながら聞きました。