水上勉『土を喰う日々』(新潮文庫)

男にしても、
女にしても、
味覚はその人の生にひそんだ精神史だ。
(「十一月の章」)

夏生一暁『日々の歳時記』(PHP文庫)

生きるとは死なぬことにて露けしや  日野草城
(「11月1日」)