最近の読書は、
おもしろいものばかりです。
おもしろくないものは手に取らなくなりました。

昨夜の本は痛快壮快、
そういう意味では実におもしろい一冊でした。

岡本さとる『八丁堀強妻物語』(小学館時代小説文庫)

千秋に付いて出て、
二人の様子をそっと眺めていたお花は、
・・・こうして見ると、
思いの外にお似合いかもしれない。
という気になっていた。
(「第三章 恋」)

11月12日の朝日歌壇、
「罪と罰」「戦争と平和」「赤と黒」シンプルだったな我らの青春  四方 護

世界文学、
青春のころには挫折して、
今は手に取る気力もない。
そういう意味では実にシンプルな読書人生です。