【五日の月】2023・11・16
2023年11月16日
おはるはふと夜空を見上げた。
「五日だから名もなき月だけど、いい感じね」
三日月よりも太くなった月を見ておはるが言った。
(倉阪鬼一郎『晴や、開店』光文社時代小説文庫)
この世のたいていの営みは「名もなき」営みだなあと思った。
でも、
そのうちのいくつかは「いい感じ」の営みのように思われる。
2023年11月16日
おはるはふと夜空を見上げた。
「五日だから名もなき月だけど、いい感じね」
三日月よりも太くなった月を見ておはるが言った。
(倉阪鬼一郎『晴や、開店』光文社時代小説文庫)
この世のたいていの営みは「名もなき」営みだなあと思った。
でも、
そのうちのいくつかは「いい感じ」の営みのように思われる。