【はるかな町】2024・1・9
2024年01月09日
昨年の11月、
訃報を耳にして買った本を、
昨日やっと読み終えました。
三木 卓『はるかな町』(集英社文庫)
町はそんな不幸な老いた女を、
やさしくあつかっていた、と思う。
彼女が歩いていても、
だれもいじめもしなければ、
からかいもしなかった。
好奇の目でじっと見つめる者がいれば、
それはよその町からの新参者にちがいなかった。
(「おもどりさん」)
33ある短編の中で、
最も心に残った個所でした。
2024年01月09日
昨年の11月、
訃報を耳にして買った本を、
昨日やっと読み終えました。
三木 卓『はるかな町』(集英社文庫)
町はそんな不幸な老いた女を、
やさしくあつかっていた、と思う。
彼女が歩いていても、
だれもいじめもしなければ、
からかいもしなかった。
好奇の目でじっと見つめる者がいれば、
それはよその町からの新参者にちがいなかった。
(「おもどりさん」)
33ある短編の中で、
最も心に残った個所でした。