昨年度までの大型十年日記に加えて、
今年から大型当用日記を始めました。
表紙が赤いので「赤日記」です。

誰かさんが口にした言葉、
誰かさんが書いた言葉、
そのなかでその日、
心から離れなかった言葉を書き留めることにしました。

悪意の流れる水音は微かに聞こえてくるのだが、
その流れは目に見えない。
(東野圭吾『悪意』講談社文庫)

熊本より東京は広い。
東京より日本は広い・・・
日本より頭の中の方が広いでせう。
(夏目漱石『三四郎』)

東海の景は富士によりて生き、
富士は雪によりて生く。
(徳富蘆花「富士雪を帯ぶ」)
この二つはいずれも、
久保田 淳『富士山の文学』(文春文庫)に引用されていたものたち。

あのとき、
どうして子どもたちのために、
声を上げなかっただろうと、
後悔したくないのです。
(昨日の会で、ある女性が口にした言葉)