今月号の「図書」(岩波書店)の表紙に、
こんな言葉が書かれていました。
はやりカゼ予防のおまじない

玄関に子供の名前をかいて
るすとかいて
逆さまに貼るのです
カゼの小鬼の神様は
屋根から屋根へつめたい風にのって飛んできます
そうして小屋根につかまって
家の中をのぞきこみます
そうすると
《たっちゃん るす》
と書いてあるのをみて
あ、るすか
おらんかったらしやあないと
次の家に行きます

孫が流行病(はやりやまい)で罹っているので、
この文章が妙に心に残りました。