毎日小学生新聞に紹介された児童文学
市川朔久子『よるの美容院』(講談社)

できることは、できる。
できないことは、できない。

そこをはっきりさせること。
なにがだいじか、そうでないか、自分で考えて決めること。

それがね、まゆ子。
うまく人生の舵を取るコツよ。

ねえ、まゆ子。
声が出ないのは、悪いことかしら?
そりゃ、ちょっとは不便かもしれない。
でもそれは、悪いことじゃない。
ちっとも、悪いことじゃない。

雨降りの朝、
ちょっと紹介しておきたかった。