五木寛之『親鸞』第三部 完結編 上(講談社文庫)
するするっと読み終えました。

だが、唯円どの。
法然上人はただ念仏すれば浄土へいける、
とはおっしゃっらなかった。

いかなる人であろうと、
必ず浄土にいくと信じて念仏せよ、
とおっしゃったのだ。

念仏すれば浄土にいける、という話ではない。

この小説を読んでいると、
法然は聖人だが、
親鸞は俗人だなあと思います。
つくづくそう思います。