《ヘンテコ時代》

松江市、
今朝、
5時29分、
大雨警報発表。
6時34分、
洪水警報発表。

早朝から、
そういう雨の降り方です。


パソコンの横に重ねてある本たち。
なかなか手が伸ばせない日々です。

本の帯の言葉が、
今の気分には、
いささか重たくて。

秋吉理香子『聖母』(双葉社)
  幼稚園児が遺体で見つかった。
  猟奇的な手口に町は震撼する。
  そのとき、
  母は・・・。
  「この子を、娘を、守ってみせる。そのためなら何でもする」


雫井脩介『望み』(角川書店)
  あの子は殺人犯なのか。
  それとも被害者なのか。
  相反する父と母の
  望みが交錯する・・・。
  あなたなら、
  「何」を望みますか?


角田光代『坂の途中の家』(朝日新聞出版)
  最愛の娘を殺した母は、
  私かもしれない。
  刑事裁判の補充裁判員になった里沙子は、
  子どもを殺した母親をめぐる証言にふれるうち、
  いつしか彼女の境遇に、
  みずからを重ねていくのだった・・・。

広谷鏡子『げつようびのこども』(集英社)
  「ママ、会社行って。
    わたしは一人で平気・・・」
  働く母親を襲った日常の陥穽。
  いじめ、不登校、暴力、孤独。


でもって、
今は、
吉本ばなな『下北沢について』(幻冬舎)に手を伸ばし、
ぱらりぱらりとページをめくって、
はらりはらりと読んでいます。

本の帯の、
この文句に惹かれて・・・。
  あなたがたった一人の
  ヒーローになるためには?
  試練の時にこそ心に効く、
  19の癒しの薬。


文中に、
こんな一節があります。
  この未曽有のヘンテコ時代。
  どうやって生き抜いていけばいいのか、
  身が引き締まる思いである。


このごろのお便りに、
  自然・人事ともに定まらない日々です。
とか、
  世情も人身も安定しない日が続きます。
などと書くことが多くなっています。

なんともかんとも、
ヘンテコな時代・・・です。

パソコンの横に重ねてある本たち