【濃厚接触】2020・8・2
2020年08月02日
《濃厚接触》
昨日、
「波」(新潮社)の8月号を届けていただきました。
小川糸さんが、
「物語に救われる」と題して、
2ページの文章を書いています。
その冒頭に、
こんな一節があります。
初めてニュースで「濃厚接触」という言葉を耳にした時、
不覚にも笑ってしまった自分がいた。
今年の1月のことだった。
肉体関係のことを、
あえて婉曲にそう表現しているのかと思ったのだ。
私も最初はそう思っていました。
肉体関係まではなくても、
抱き合ったり、
キスしたり、
そういうことを含めて、
ぼかして「濃厚接触」というのだろうな・・・と思っていました。
誰も、
平気で使っているけど、
そんなのテレビで流していいのか?
・・・とも思っていました。
だから、
小川糸さんの文章を読んで、
ああ、
よそにも同じ思いの人はいたんだと、
大いなる親近感を抱きました。
今はさすがに、
肉体関係とは思いませんが、
いまだに、
「濃厚接触」の定義がよくわかりません。
ダンスをしたり、
ドュエットしたり、
みんなでワイワイ騒いだり、
狭い君間でカラオケしたり、
そういうことなんだろうかと思いますが、
本当の意味は、
今もってよくわかりません。
同じように、
「接待を伴う飲食業」っていう言葉も、
このごろよく聞きますが、
この場合の「接待」って何のこと?
どこまでの接待なの?
文字どおりの接待のことなの?
それともおおっぴらに表現できない接待を、
「接待」とぼかして言っているの?
疑問は尽きません。
《今朝の空》