【遅れて】2020・8・12
2020年08月12日
《遅れて》
最近、
ふくらはぎや足の甲が、
痒くてかゆくてならないときがあります。
血が出たり、
傷が残ったり、
後になって後悔すると分かっているのに、
ついつい掻きむしっています。
寝ているうちにとか、
深夜に目覚めてとか。
でも、
朝起きて、
一日忘れて過ごし、
風呂に入って、
激痛で傷に気づき、
昨夜の自分を、
責めたり反省したり。
先日読んだ詩を思い出しました。
小詩集Ⅰ
北村太郎
部屋に入って 少したって
レモンがあるのに
気付く 痛みがあって
やがて傷を見つける それは
おそろしいことだ 時間は
どの部分も遅れている
(『北村太郎詩集』より)
この詩について、
吉野弘が、
『市の楽しみ』(岩波ジュニア新書)に書いています。
でも、
長くなりますので、
次回のことにします。