《一言で「コロナ禍」というけれど》
9月7日の山陰中央新報に、
こんな見出しがあって、
新聞をめくる手が止まりました。
「母子家庭18%で食事減」

NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」の調査だそうです。

「新型コロナによる母子家庭の食生活の変化」
という一覧表から。
  1回の食事量が減った  14.8%
  1日の食事回数が減った 18.2%
  お菓子やおやつを食事代わりにすることが増えた 20.1%
  炭水化物だけの食事が増えた 49.9%
  インスタント食品が増えた  54.0%

こんな記事も。
  また10%前後の世帯が、
  家賃や水道代、
  電気代などを滞納し、
  36.8%の世帯では、
  一斉休校に伴う子どものオンライン授業に必要な、
  タブレット端末やパソコンを持っていなかった。

自由記述から。
  子どもたちには2食で我慢してもらい、
  私は1食が当たり前。
  3か月で体重が激減。
    (2人の子どもを持つ30代)


  子どもが学校に行けなくなった。
  タブレット、パソコンが無いため会話に入れず、
  イジメに近い感じ。
  子どもを守れていない自分が嫌で死にたい。
           (3人の子どもを持つ30代) 


心がキリキリと痛みます。
持って行き場のない怒りがフツフツと沸き上がります。

 

9月6日の朝日歌壇から。
こういう視点もあるのです。
 前期試験が初登学の一回生 近道知らず急坂登り来る (堺市)黒田麻里子

 もてなして匿(かくま)うように子と過ごす帰省拒めば悔いを残さむ (安中市)岡本千恵子 


おまけの一種。
 学校に一緒に行く子がいないという子どもとなった母の悩みよ (光市)松本 進

 

このごろ、
物思いすることが多くなりました。