【一言で「コロナ禍」というけれど】2020・9・9
2020年09月09日
《一言で「コロナ禍」というけれど》
9月7日の山陰中央新報に、
こんな見出しがあって、
新聞をめくる手が止まりました。
「母子家庭18%で食事減」
NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」の調査だそうです。
「新型コロナによる母子家庭の食生活の変化」
という一覧表から。
1回の食事量が減った 14.8%
1日の食事回数が減った 18.2%
お菓子やおやつを食事代わりにすることが増えた 20.1%
炭水化物だけの食事が増えた 49.9%
インスタント食品が増えた 54.0%
こんな記事も。
また10%前後の世帯が、
家賃や水道代、
電気代などを滞納し、
36.8%の世帯では、
一斉休校に伴う子どものオンライン授業に必要な、
タブレット端末やパソコンを持っていなかった。
自由記述から。
子どもたちには2食で我慢してもらい、
私は1食が当たり前。
3か月で体重が激減。
(2人の子どもを持つ30代)
子どもが学校に行けなくなった。
タブレット、パソコンが無いため会話に入れず、
イジメに近い感じ。
子どもを守れていない自分が嫌で死にたい。
(3人の子どもを持つ30代)
心がキリキリと痛みます。
持って行き場のない怒りがフツフツと沸き上がります。
9月6日の朝日歌壇から。
こういう視点もあるのです。
前期試験が初登学の一回生 近道知らず急坂登り来る (堺市)黒田麻里子
もてなして匿(かくま)うように子と過ごす帰省拒めば悔いを残さむ (安中市)岡本千恵子
おまけの一種。
学校に一緒に行く子がいないという子どもとなった母の悩みよ (光市)松本 進
このごろ、
物思いすることが多くなりました。