《あいだ》

昨日の朝日新聞「折々のことば」は、

石井あらたさんのことばでした。

  できる人と、

  できない人の間には、

  できるけれど疲れる人がいるんだ。

 

先週の講演のテーマが、

「世の中には二種類の人間がいる」だったので、

この「できる人と、できない人の間」が気になりました。

  世の中には二種類の人間がいる。

  見て見ぬふりをする人としない人。

  みなさんはどっちですか?

というように問いかけたばかりだったので、

「あいだ」が気にかかりました。

 

  努力する人としない人の「あいだ」に、

  努力しても報われない人がいる。

この人は、

現象しか見ない人には、

努力しなかった人として見られてしまう。

 

たとえば、

こんな言い方もできる。

  学校を休みがちな人とそうでない人の「あいだ」には、

  学校に行きたくないから休みがちな人もあれば、

  学校を休みがちだけど誰よりも学校に行きたい人もいる。

 

「間」と「間」の間にも「あいだ」がある。