【今日という日】2020・10・31
2020年10月31日
今日で10月のカレンダーがおしまいになります。
ごみ箱に入れる前に、じっくり眺めてみました。
毎日毎日、目にしますが、
それは、その日その日を見ているだけで、
こういうふうに物語的に見ることはありません。
今日は10月31日、
旧暦の9月15日、
満月で大潮でハロウィンだそうです。
今月は月の記述が詳しく、
10月1日が中秋の名月、
10月2日が十六夜、
10月3日が立待月(たちまちづき)
あさがほの かげかすかなり 十七夜 大江丸
10月4日が居待月(いまちづき)
居待月 しとねをうつす 程もなく 中村三山
10月5日が臥待月(ふしまちづき)・寝待月(ねまちづき)
石眠り 寝待の月に 照らされるゝ 日野草城
10月6日が更待月(ふけまちづき)
一昨夜の月
いくつもの俳句がちりばめてありますが、
10月27日と28日の欄に載せられた句が、
妙に心に残りました。
旅二た夜 一と夜時雨れて たのしくて 高橋淡路女
たびふたよ ひとよしぐれて たのしくて
旅に出て二晩、一晩は時雨が降り、それがいかにも愉快であった
・・・ということでしょうか?
旧暦10月12日、
芭蕉忌だそうです。
芭蕉の秋の句で、
真っ先に思い浮かべるのは、
秋深し 隣はなにをするひとぞ
今風だなと思います。
都会的だなとも思います。