10月28日の山陰中央新報、
「くらし」のコラムに、
NHK総合テレビで、
毎週日曜日10時から放映のカナダのドラマ、
「アンという名の少女」が取り上げられています。

「番組探訪 アンという名の少女 普遍的テーマ巧みに描く」
少し引用します。
  原作はモンゴメリの「赤毛のアン」
  美しい自然の中でアンが想像の翼を広げる小説の世界そのままに、
  差別や偏見、ジェンダーなど現代に通じる普遍的になテーマを描き、
  世代を超えて楽しめる作品だ。

アンに対する偏見や蔑みは生生しく、
性に関してはかなり突っ込んで描かれています。

アンが初潮を迎える場面では、
アンのうろたえよう、いらだち、自己嫌悪などなど、
何も教えらていなかったら、
こいうふうであろうとキリキリと心に刺さりました。

  物語では、
  多様な性のあり方を感じさせる描写もあり、
  「個々を認め合おうというメッセージを強く感じます」
  と原田由香里NHKチーフプロデューサー。
ダイアナの伯母さんが、
LGBTのLであるように描かれています。
アンを含めて最初はとまどう周囲が、
人と人の関わり合いの中で、
自然に受け入れていく姿が描かれています。

単なるリメイクではなく、
この記事に書かれているように、
確かに「不朽の名作アレンジ」です。

10月26日の山陰中央新報に、
江川紹子さんが書いています。
  大事なことは何度でも、
  ただしマンネリに陥らず、
  新たな気もちで語り直そう。
まさしく、
そういう作り方のドラマです。

 

ただ残念なのは、

今夜が最終回だということです。