昨日の朝日新聞に、
こんな見出しの記事。
「お母さんに やわらかい風を」
2016年8月に開設した「産後ケア やわらかい風」(鳥取市馬場町)を運営する、
鳥取市の助産師・川口映子さんに取材した記事です。
巷にやわらかい風を送っている団体らしい。
たとえば、
夜泣きに困ったときの駆け込み寺として電話一本で施設に宿泊できる「夜泣き保険」や、
毎月第2、第4水曜、大人も歓迎の子ども食堂「来未完(くるみかん)食堂」など。

 

読みながら思いました。
昨今の世情、
風は熱過ぎかと思うと冷た過ぎ、
しかも強風や突風ばかり。
こんなとき「やわらかい風」が欲しいなって思います。

とりわけ、
風よけを持たない人や、
隙間風の冷たい人に、
やわらかい風が吹いて欲しいと思います。

私も、そんな風になりたいと思うものの、
組織を立ち上げることが苦手なので、

今まで通り、
ほそぼそと、
ひっそりと、
そんな「やわらかい風」になりたいと思います。
それが「いきがい」の「い」ぐらい。

守屋 洋『中国古典 一日一言』(PHP文庫)
今日11月3日は「孟子」の言葉です。
  道は爾(ちか)きに在り、
  而(しか)るにこれを遠きに求む。

解釈を引用しておきます。
  「道」とは、人間のふみ行うべき道である。
  それはなにも高遠(こうえん)なところにあるのではなく、
  日常の身近なところにある。
  ところが人は、
  それを忘れて高遠なところに求めようとしているというのだ。