読みながら寝てしまった小説、
原田マハ『生きるぼくら』(徳間文庫)

元気

5年間ひきこもっていた24歳男子、
麻生人生(あそうじんせい)が、
一緒に住み始めた祖母に初月給の一部を渡します。
  その瞬間、
  ふっと、
  母の姿がばあちゃんに重なって見えた。
  こんなふうにするべきだった、
  と人生は、その瞬間に思った。
  どんなに辛いことがあっても、
  歯を食いしばって働いて、
  母を助けてやるべきだったと。

人生、後悔の連続だなと思います。
後悔におしまいはないのだと思います。
遠い過去ばかりでなく、
つい昨日のこともそう思います。
ああすればよかった、
あんなことしなきゃよかった。
ああすべきだった、
あんなことすべきじゃなかった。

本の帯に、
  生きる力と元気が育つ本 第一位
とありますので、
今日のうちに読み終えて、
生きる力と勇気を育てたいと思います。

今朝の鱗雲を見上げて、
ああ、今日も一日、元気で生きていこうと思いました。

鱗雲