【べきだった】2020・11・22
2020年11月22日
読みながら寝てしまった小説、
原田マハ『生きるぼくら』(徳間文庫)
5年間ひきこもっていた24歳男子、
麻生人生(あそうじんせい)が、
一緒に住み始めた祖母に初月給の一部を渡します。
その瞬間、
ふっと、
母の姿がばあちゃんに重なって見えた。
こんなふうにするべきだった、
と人生は、その瞬間に思った。
どんなに辛いことがあっても、
歯を食いしばって働いて、
母を助けてやるべきだったと。
人生、後悔の連続だなと思います。
後悔におしまいはないのだと思います。
遠い過去ばかりでなく、
つい昨日のこともそう思います。
ああすればよかった、
あんなことしなきゃよかった。
ああすべきだった、
あんなことすべきじゃなかった。
本の帯に、
生きる力と元気が育つ本 第一位
とありますので、
今日のうちに読み終えて、
生きる力と勇気を育てたいと思います。
今朝の鱗雲を見上げて、
ああ、今日も一日、元気で生きていこうと思いました。