【最後の藁(わら)】2020・12・7
2020年12月07日
昨日の朝日新聞「時論」に、
江川紹子さんが「自殺者を減らすために」と題して書いている中に、
この「最後の藁」がありました。
「最後の藁一本が、ラクダの背骨を折る」
という英語のことわざがある。
はた目には軽く見えるモノでも、
すでに限界に達している者には、
取り返しがつかないダメージを与えてしまうことがある。
「限界」は外見ではわかりにくい。
「悩み」も傍目(はため)には見えにくい。
だから、
「何気ない一言」が「最後の藁」になりかねない。
「とりとめのない世間話」が「最後の藁」にもなってしまう。
江川さんが引用した、
JSCPの清水康之代表理事の言葉は心に響きます。
だからこそ、
「生きることも捨てたものではないかもしれない」
と思えるような情報を積極的に発してほしい。
昨夕のたそがれを見ながら、
ふと、
このことを思い出しました。