今日の朝まだき、
読みかけの時代小説を読み終えました。
高田在子『はなの味ごよみ~願かけ鍋~』(角川文庫)

旬1

「不易流行」
こんな言い方もあるのだと思いました。
  時の流れとともに形を変えていくものと、
  いつまでもずっと変わらぬものと・・・
  どちらも同じくらい大事ではいけないのでしょうか。

  季節は巡り、
  花はまた咲く・・・か。

  料理って、
  食べ終わったら器には何も残らないけど、
  美味しかった喜びは人の心に残るのよね。
  過ぎた日々も、
  同じようなものかしらって思う時があるの。
  形には残っていなくても、
  大事なものは確かにあったのよね。

不易流行を言い得て妙だなと思います。