新聞を読んでいたら、
この本の広告に目がとまりました。
  アドラー、デカルト、プラトン・・・
  古今東西の賢人の言葉を、
  咀嚼(そしゃく)し再構築した画期的一冊。

岸見一郎『これからの哲学入門』(幻冬舎)

本の一部が箇条書きされています。
その中から、
これはいいと思ったものを選んで紹介します。
  大切だと思っていたことの
  ほとんどすべては重要ではない

  他人の期待に応えなくていい

  困難に打ち勝たなくていい

  できることは足元にある

  一人の力は大きい

  すぐに結果が出なくていい
  ゆっくり変わっていけばいい

  ただ生きているだけで価値がある
  私もあなたも

 

すぐに結果が出る方がいい。
でも心がしぼんでいるときは、
ゆっくりでもいいじゃないか。

できれば他人の期待に応えたい。
でも心が息切れしていたら、
期待を横に置いてもいいじゃないか。

本当は困難に打ち勝ちたい。
でも自分が潰れそうなら、
逃げてもいいじゃないか。

そんなふうに読み替えて、
これはいい・・と思いました。

たとえて云えば、
遠くの景色を遠くに見るような、
そんな心境・・・です。
遠くの物音を遠くに聞くような、
そんな感覚・・・です。

たとえば、
こんな景色、
こんな物音。

今月8日の日本海。
宍道湖1

今月9日の宍道湖。
うみ2