【生きづらさ】2020・12・18
2020年12月18日
今朝早く起きて読んだ冊子、
「本の窓」11月号(小学館)
紙版最終号だそうです。
今後はWEB版に移行されるとか。
はらだ有採「列女の一生」
今回は吉屋信子でした。
生きづらさについて書かれた個所を引用します。
パリでは、
号泣する子供を宥(なだ)めようとする母親に、
偶然居合わせた老若男女が、
助けの手を差し伸べるのを何度も見た。
煩(うるさ)い、泣き止ませろ、
と怒鳴る男もいない。
生きづらさは社会によって形成されるのだ。
吉屋信子がヨーロッパ旅行したのは戦前の話です。
私が子どものころ、
戦後の日本でも、
泣き叫ぶ赤ちゃんやその母親に寛容でした。
そして親切でした。
生きづらさは時代によって形成されるのだ・・・とも言えるのかな?
そして、
ここでも、
最後は人だと思います。
寛容な時代、社会にも、
不寛容な人はいるし、
不寛容といわれる今の時代、社会にも、
寛容な人は間違いなく存在します。
すべてを、
手っ取り早く社会のせいにしてもいいのかな?
・・・という気もします。