【とっかかり】2020・12・23
2020年12月23日
「AERA」12月21日号(No.59)を読んでいて、
最近の人付き合いを思いました。
からかったり、
おちょくったり、
ちゃかしたり、
そういうことを、
会話のとっかかりにする人が多いなあと・・・。
しかも質(たち)が悪いのは、
言われた方は気分を害しているのに、
それを「親しみ」の表現だと、
疑いもなく思って言っていること。
「AERA」の連載、
「小島慶子の幸複のススメ」、
今回のテーマは「若い知性をちゃかさないで」でした。
今年の9月、
映画の公開イベントで、
芦田愛菜さんが「信じること」について語ったとき、
周りの大人たちが「ちゃかすように反応した」ことを、
残念だったと述べています。
作品に深みを与える芦田さんのコメントに、
共感を示す形で展開することもできたのに。
“まだ高校生”という先入観と、
真面目な話を反射的に笑う習慣が表れていて、
考えさせられました。
なんでもちゃかす態度には、
職場での、
「今どきは何を言ってもセクハラになっちゃうよ」
にも通じる、
視野の狭さと話題の貧しさを感じます。
ちゃかし、
からかい、
おちょくり、
そういったことをとっかかりとして成り立つ人間関係に、
いつも違和感を感じていましたので、
小島さんの記述に、
我が意を得たりと思いました。