「AERA」12月21日号(No.59)を読んでいて、
最近の人付き合いを思いました。
からかったり、
おちょくったり、
ちゃかしたり、
そういうことを、
会話のとっかかりにする人が多いなあと・・・。

しかも質(たち)が悪いのは、
言われた方は気分を害しているのに、
それを「親しみ」の表現だと、
疑いもなく思って言っていること。

「AERA」の連載、
「小島慶子の幸複のススメ」、
今回のテーマは「若い知性をちゃかさないで」でした。

今年の9月、
映画の公開イベントで、
芦田愛菜さんが「信じること」について語ったとき、
周りの大人たちが「ちゃかすように反応した」ことを、
残念だったと述べています。
  作品に深みを与える芦田さんのコメントに、
  共感を示す形で展開することもできたのに。

  “まだ高校生”という先入観と、
  真面目な話を反射的に笑う習慣が表れていて、
  考えさせられました。

  なんでもちゃかす態度には、
  職場での、
  「今どきは何を言ってもセクハラになっちゃうよ」
  にも通じる、
  視野の狭さと話題の貧しさを感じます。

ちゃかし、
からかい、
おちょくり、
そういったことをとっかかりとして成り立つ人間関係に、
いつも違和感を感じていましたので、
小島さんの記述に、
我が意を得たりと思いました。
AERA