「AERA」(朝日新聞)
2020・12・28~2021・1・14号(No.1)
東浩紀さんが「上品」と「下品」について書いています。
  しかし同時に思うのは、
  上品下品の感覚を取り戻すべきではないかということである。
  最近はみな言葉が汚い。
  「正義」のためならいくら相手を罵(ののし)ってもいいし、
  汚い言葉も許容される。
  そういう価値観がネットを中心に広まっている。
      (中略)
  かつてはみな下品と見られることを恐れていた。
  それが抑制を生んでいた。

私も、
このごろ、
自分が下品になっているなあと感じます。
怒りや苛立ちが、
表情に出たり、
言葉に出たりするのを、
怒りや苛立ちの最中(さなか)に感じます。

いわば、
下品だと感じながら、
下品を生きています。

でも、
そう考えると、
それは今に限ったことではなく、
昔から一貫して下品だったと情けなく思い返してもいます。

「AERA」合併増大号を読んで、
自分の下品に気づきました。  
AERA」