【下品】2020・12・25
2020年12月25日
「AERA」(朝日新聞)
2020・12・28~2021・1・14号(No.1)
東浩紀さんが「上品」と「下品」について書いています。
しかし同時に思うのは、
上品下品の感覚を取り戻すべきではないかということである。
最近はみな言葉が汚い。
「正義」のためならいくら相手を罵(ののし)ってもいいし、
汚い言葉も許容される。
そういう価値観がネットを中心に広まっている。
(中略)
かつてはみな下品と見られることを恐れていた。
それが抑制を生んでいた。
私も、
このごろ、
自分が下品になっているなあと感じます。
怒りや苛立ちが、
表情に出たり、
言葉に出たりするのを、
怒りや苛立ちの最中(さなか)に感じます。
いわば、
下品だと感じながら、
下品を生きています。
でも、
そう考えると、
それは今に限ったことではなく、
昔から一貫して下品だったと情けなく思い返してもいます。
「AERA」合併増大号を読んで、
自分の下品に気づきました。