昨日、
本屋さんで本を買いました。
高濱正伸『もっとよのなかルールブック』(日本図書センター)

小学生や中学生に向かって書かれた本です。
堀川1

「人生を生き抜くための50のことば」のうち、
これはできない、
これはできなかった、
そういうものを、
思い切って外して、
私のトップ5を引用します。

1.「よのなかの当たり前」を当たり前にやる。
    約束を守る。正直でいる。人に親切にする。
    いつでもきちんとできるって、じつはすごいことなんんだ。

2.がんばっている人のそばにいる。
    前向きにがんばっている人のそばにいよう。
    「自分もがんばろう!」って気もちになれるから。

3.ほめことばは素直に受け入れる。
    だれかがほめてくれたら、
    「ありがとう」「うれしい」って、素直によろこぼう。

4.家族からはなれる日を想像する。
    いつか、家族のもとをはなれる日がやってくる。
    家族といられる時間は「ずっと」じゃないんだ。
    そのことを忘れず、いまのうちに、思いっきり味わおう。

5.よのなかはそんなにあまくない。でも、それでも「この世界はいいもの」と信じる。

井上靖の言葉を思い出します。
  いずれにせよ、
  私はこれからどれだけか解らない人生を突っ走らねばならない。
  しかし次の走者にバトン・タッチする時は、
  人生肯定者でありたいと思っている。
  ・・・光陰は矢のようだ。
  しかし、
  人生の山河はいかに荒寥(こうりょう)たるものであろうと、
  充分走り切る価値があるものだと、
  力をこめて、
  バトンを渡したいと思うのである。
      (井上靖『わが一期一会』毎日新聞社)