【今朝という朝】2021・1・30
2021年01月30日
地球が何十億光年前から存在しようが、
これからのち何十億年あり続けようが、
今朝と言うこの朝は、
だれにとってもたった一回のものです。
しかも、
その人その人それぞれの今朝という朝です。
そう思うと涙が出るほど掛け替えのないものに思われます。
今朝の空。
一時間後。
卯木の梢に春の鳥。
村上護『今日の一句~名句・秀句365日~』(新潮文庫)
1月30日の一句は、
よく知られた句でした。
梅一輪一輪ほどの暖かさ 服部嵐雪
村上さんの解説。
一輪だけの花の可憐さにも、
一輪分の暖かさが漂っている、
と春の兆しを喜んでいる。
庭の梅。
蕾が膨らんで、
それもまた春の兆し。