昨日の朝日新聞「ひととき」に、
川西市の女性が、
小学校の一年生だったときの思い出を投稿していました。

授業で書いた詩が入選して、
その表彰式に担任の先生が付き添ってくれたそうです。
母親がいなく、父親も仕事だったので・・・。

帰り道、先生から聞かれたそうです。
「お土産に好きなものを買って帰ろう。何がいい?」と。
  私は、「晩のおかずがいい」と答えたそうだ。
  先生は「7歳の子がそんなことを考えるのかと胸が詰まりながら流し雛を選んだんよ」
  とおっしゃった。
大人のまなざしを見た思いがします。

  寂しかったのか、
  よく私にくっついてきては、
  腕をペロペロなめたりもしてきよったんよ」とも。
  恥ずかしさや色々な思いで、
  胸がいっぱいになった。
  幼かった日、
  ありのままの自分を受け止めてもらえた安心感。
  それは、私の根っこの確かな一部分になっている。

大人のまなざしが、
子どもの根っこになる。
大いなる感動をもって読みました。