ハマっていた時代小説、
中島久枝『ふたたびの虹~日本橋牡丹堂菓子ばなし(三)~』(光文社時代小説文ん庫)で、
しばしお休みしようと思いました。

旬1

前のめり過ぎて、
いささか飽きたような、
いささか疲れたような、
いささか浸りすぎたような、
そんな感じです。

「しばし」の前の引用。
  運もあるし、持って生まれたもんも違う。
  だけどさ、毎日、ちゃんとご飯を食べて、
  お天道さんの下をまっすぐ歩いて来た人間は強いんだ。
  それだけは言える。

  あたいはさ、
  若い頃の自分に会ったら言ってやりたいことがある。
  大丈夫だよ。
  心配ない。
  そのまんま、まっすぐお行き。

  焦らずに、でも立ち止まらずに。
  そうすれば、いつか明るい広い場所に出られる。
  そこがどういう場所だか分からないけど、
  あんたが選んだ幸せなんだよ。

振り返れば、
思う存分楽しんだ、
いっぱい充電した、
すみずみまでほぐされた、
たくさんの生きる励みをもらった、
感謝をこめて、
しばしのお休みをします。