【しばし】2021・2・13
2021年02月13日
ハマっていた時代小説、
中島久枝『ふたたびの虹~日本橋牡丹堂菓子ばなし(三)~』(光文社時代小説文ん庫)で、
しばしお休みしようと思いました。
前のめり過ぎて、
いささか飽きたような、
いささか疲れたような、
いささか浸りすぎたような、
そんな感じです。
「しばし」の前の引用。
運もあるし、持って生まれたもんも違う。
だけどさ、毎日、ちゃんとご飯を食べて、
お天道さんの下をまっすぐ歩いて来た人間は強いんだ。
それだけは言える。
あたいはさ、
若い頃の自分に会ったら言ってやりたいことがある。
大丈夫だよ。
心配ない。
そのまんま、まっすぐお行き。
焦らずに、でも立ち止まらずに。
そうすれば、いつか明るい広い場所に出られる。
そこがどういう場所だか分からないけど、
あんたが選んだ幸せなんだよ。
振り返れば、
思う存分楽しんだ、
いっぱい充電した、
すみずみまでほぐされた、
たくさんの生きる励みをもらった、
感謝をこめて、
しばしのお休みをします。