今年唯一のハッピー・バレンタインは、
岡山から届きました。
かおりさんからのプレゼント。

旬1

一度も会ったことのない方です。
毎年、送られて、
もう十年にもなります。
不思議なご縁です。
こういうご縁もあるのだなあと、
心にしみて、そう思います。

そういえば、
中島久枝『それぞれの日だまり~日本橋牡丹堂 菓子ばなし~』(光文社時代小説文庫)に、
こんな一節がありました
  小萩は仕事場の隅で菓子帖を開いた。
  亡くなった徹次の妻、
  幹太の母親のお葉(よう)が残した菓子帖だ。
  「初虹 今年はじめての虹を見た。幹太喜ぶ」

 

お葉にとっての唯一の虹だと思います。
たとえ長生きしたとしても、
お葉にとってのは唯一の虹になったと思います。
「幹太喜ぶ」
心にしみる。