このごろ、
DOOR TO DOORならぬ、
BOOK TO BOOKの毎日です。
行きつ戻りつ、
本から本へ渡り歩いています。

話の筋が見えなくなる欠点はありますが、
気分転換の良さもあります。
旬1

今週は、
『灰の劇場』恩田 陸(河出書房新社)
『キネマの神様』原田マハ(文春文庫)
『教室に並んだ背表紙』相沢沙呼(集英社)
『大学でまなぶ日本の歴史』木村茂光他篇(吉川弘文館)

  小説家のみならず、
  人にはそれぞれ、
  生涯かけてやらなければならない宿題のようなものがある。
                      (『灰の劇場』より)

  この世に映画がある限り、
  人々は映画館へ出かけていくだろう。
  家族と、友人と、恋人と・・・
  ひとり涙したいときには、
  ひとりぼっちで。
      (『キネマの神様』より)

  なにがおかしいのか知らないけどさ、
  そんな大声あげちゃって、
  ばっかじゃないの。
     (教室に並んだ背表紙』より)

  それができたのは、
  意次が老中と側用人という、
  「表」と「裏」とで、
  もっとも権力のある職を兼任していたからであった。
              (大学でまなぶ日本の歴史』より)

一冊を通して読んでいたら、
先へ先へと興味が跳ねるから、
こういう処は読み飛ばしていたかもしれません。