昨日の夕方、
講演をすることになっている会の方から、
演題を教えてほしいという電話がありました。
何を話そうかなとしばし考えていたら、
「高校での豊富な経験からお話してください」
と言われました。
高校?
ずいぶん遠い昔に思われてきます。
豊富?
記憶もずいぶん萎んだなと思います。

高校の日常が霞んで、
あんまりうまく思い出せません。

そんなとき、
昨日の朝日歌壇を読んで、
ああ、こういうことだろうなと実感しました。
  いつもより授業風景多く載る令和二年度卒業アルバム (出雲市)塩田直也
  入試日は三寒四温の三にして換気のたびに子ら震へをり (可児市)前川泰信
  高3をもう一度ちゃんとやりたいと色紙に残し卒業してゆく (出雲市)塩田直也

今を今として生きる高校生と高校で生きるというのは、
おそらくこういうことだろうなと思います。

ちなみに、
昨日の電話、
演題は「青少年と生きる」とお伝えしました。
青少年の健全育成ということが信条の会ですから・・・。