今週の紙上俳壇、
三月四月がいくつも詠まれていました。
《読売俳壇》 
  子供らのマスクの柄も春らしく  熊谷市 間中 昭
  チューリップ一年生のために咲く  豊中市 金井美智子
  幼な児もみな正座して雛の客  常総市 渡辺 守

《毎日俳壇》
  寄宿舎の鍵をかへして卒業す  羽生市 柴﨑加代子
  かすみ草卒業式の髪に挿す  鶴ヶ島市 沼田みな子
  三月の雲が集まる保育園  久留米市 持地恒美

《山陰文芸》
  卒業式手話合唱の校歌かな  大田 石飛歩地爺
  ぞんざいに子らが寝そべる春炬燵  海士 田口 耕
  三月の光ささやく如きかな  大田 髙﨑夢雄

旬1

自然と心が濡れる。