昨夜、
シリーズ第六作を読んでいて、
「疾風に・・・」を見つけました。
篠 綾子『ほおずき灯し~江戸菓子舗照月堂~』(ハルキ文庫)

旬1

  「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」って言葉を知ってるかね。
        (中略)
  強い風が吹いた時こそ、
  その風にも吹き飛ばされない強い草を知ることができるってね。
  後漢の洪武帝って人のお話なんだが、
  挙兵後に危うくなった時、
  家来が皆去ってしまったんだけど、
  王覇という家臣だけが残ったんだそうだ。
  その時、
  光武帝の言った言葉がこれなんだよ。

ここでこの言葉に出会うなんて、
ある感慨がありました。