今朝の読書で、
シリーズ第八作を読了しました。
篠 綾子『子育て飴~江戸菓子舗照月堂~』(ハルキ文庫)
旬1
  なつめ自身は、
  「お気張りや」も「あんじょうおやり」も、
  人を励ます時の物言いで、
  しっかり頑張りなさいという意味だと思っていた。
  が、今の了然尼の話によれば、
  両者の意味ははっきりと異なる。
   「あんじょう」ちゅう言葉の元は、
   「味がい善い」と書く「味善し」からきてると言います。

     「味善し・・・」
   「おいしい、うまい、ちゅう意味どすな」
  そこから「うまくおやり」と言う時。
  「味善うおやり」と使うようになり、
  それがなまって「あんじょう」になったらしい。
  とにかく頑張って努力することと、
  上手に物事をこなすことは、
  やや意味が異なり。
  そして、
  今の了然尼と自分にとって大切なのは、
  「気張る」ことではなく、
  「あんじょう」やることなのだと実感できた。

いいこと聞いたと思いました。
今朝の読書で、
いいこと知ったと思いました。