今、
話題の、
「岩波ジュニアスタートブックス」(岩波書店)全4冊のうち、
中滿 泉『未来をつくるあなたへ』を買いました。
旬1

目次の中に、
「希望のとりこ」という言葉がありました。
心に響きました。

昨日、
朝日新聞で「不出生主義」の記事を読んだので、
よけいに心に響きました。

今日は、
第15章「ハリスさんの姿」から引用します。
    私は最初の女性副大統領かもしれませんが、
    最後ではありません。
    なぜなら全ての少女たちが今夜の光景を見て、
    この国は可能性の国だと理解するでしょうから。
  アメリカ初の女性副大統領になるカマラ・ハリスさんが、
  11月7日、
  大統領選挙後の勝利宣言演説でこう述べました。
  私の2人の娘もそうですが、
  演説を聞いてた若い女性たちの中には、
  大きな希望を感じた人が多かったと思います。

  ハリスさんは、
  「ガラスの天井」
  (さまざまな差別によって、女性の昇進には目に見えない天井がある、という譬え)
  を打ち破ったのです。

  彼女の演説で、
  私がもう一つ注目したのは、
  アメリカ公民権運動、
  (アフリカ系アメリカ人への差別をなくそうという、1950年代から1960年代の運動)
  の指導者、ジョン・ルイス下院議員の言葉「民主主義は状態ではなく行動である」
  を引用したことです。

  民主主義は、
  制度によって自動的に保障されているものではなく、
  みんなでそれを守るために闘わなければいけないということ。
  ハリスさんは、
  その闘いに参加する市民がいてこそ、
  より良い未来をつくれると強調しました。

日本国憲法 第97条を思い出しました。
  この憲法が日本国民に保証する基本的人権は、
  人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、
  これらの権利は、
  過去幾多の試練に堪え、
  現在及び将来の国民に対し、
  侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

時あたかも昨日は「憲法記念日」でした。