【希望のとりこ】2021・5・4
2021年05月04日
今、
話題の、
「岩波ジュニアスタートブックス」(岩波書店)全4冊のうち、
中滿 泉『未来をつくるあなたへ』を買いました。
目次の中に、
「希望のとりこ」という言葉がありました。
心に響きました。
昨日、
朝日新聞で「不出生主義」の記事を読んだので、
よけいに心に響きました。
今日は、
第15章「ハリスさんの姿」から引用します。
私は最初の女性副大統領かもしれませんが、
最後ではありません。
なぜなら全ての少女たちが今夜の光景を見て、
この国は可能性の国だと理解するでしょうから。
アメリカ初の女性副大統領になるカマラ・ハリスさんが、
11月7日、
大統領選挙後の勝利宣言演説でこう述べました。
私の2人の娘もそうですが、
演説を聞いてた若い女性たちの中には、
大きな希望を感じた人が多かったと思います。
ハリスさんは、
「ガラスの天井」
(さまざまな差別によって、女性の昇進には目に見えない天井がある、という譬え)
を打ち破ったのです。
彼女の演説で、
私がもう一つ注目したのは、
アメリカ公民権運動、
(アフリカ系アメリカ人への差別をなくそうという、1950年代から1960年代の運動)
の指導者、ジョン・ルイス下院議員の言葉「民主主義は状態ではなく行動である」
を引用したことです。
民主主義は、
制度によって自動的に保障されているものではなく、
みんなでそれを守るために闘わなければいけないということ。
ハリスさんは、
その闘いに参加する市民がいてこそ、
より良い未来をつくれると強調しました。
日本国憲法 第97条を思い出しました。
この憲法が日本国民に保証する基本的人権は、
人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、
これらの権利は、
過去幾多の試練に堪え、
現在及び将来の国民に対し、
侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
時あたかも昨日は「憲法記念日」でした。