連休が終わりました。
連休読書も完了しました。
昨夜のそれは、
中島久枝『日之出が走る~浜風堂菓子話(三)~』(ポプラ文庫)

旬1

こんな個所があり、
来週の講演で話題にできるかな・・・と、
付箋を貼りました
  だけど、
  わしには分からないのだよ。
  忠とか義とか信がなくなったら、
  人は何を心の真ん中においたらいいんだ!
  千年ほど前に清和源氏から武士の世の中が始まって、
  わしらはずっと忠義信を大切にしてきた。
  これからは、どうすればいい。
  心の問題は、
  陸蒸気(おかじょうき)や大砲とは違うんだ。
  忠とか義とか信ってもんはさ、
  何百年もかけてたくさんの人の血が流れて、
  それでやっぱりこれしかないってことでまとまったんだ。
  はい、どうぞ、これが西洋式の新しいものですなんていうのは、
  まがいもんさ。
  あんたは、そう思わないか?

「あんたは、そう思わないか?」
そう問われて、
明治ではないけれど、
令和の今も、
心の真ん中に置くものは何だろうと思います。

忠義信でもなく、
滅私奉公でもなく、
それなら戦後民主主義か?・・・と自問して、
もはやそうではないような気がします。

今の時代、
心の真ん中に置くものは何だろう?

来週の講演は、
このこと話題にしたいと思います。
講演が中止にならなければ・・・。