昨日の朝日新聞に、
「首長の優先接種 相次ぐ」という見出しの記事がありました。

ワクチン接種の優先順位は、
1.医療従事者など(医師、病院職員、保健所職員、接種会場の自治体職員など)
2.65歳以上の高齢者
3.基礎疾患のある人、高齢者施設などの従事者、60~65歳の人
4.それ以外

首長は優先すべき対象ではないらしい。
だから「例外」に当たるという。
それなら多数の人間に対応する公益性の高い次のような人は?
保育士は?
教職員は?
自治体や銀行の窓口の人は?
スーパーのレジ係の人は?

記事から引用します。
  例外を持ち込むことには慎重になるべきだ。
  いった例外を認めてしまうと、
  どこまで許されるか線引きが難しくなる。

  町政継続や危機管理といった公益は、
  優先接種の理由になりうる。
  支持する住民もいるだろう。

ワクチンの効果より、
副反応のリスクが大きく問題になってたころ、
国や地方公共団体のトップが、
ワクチン接種を促すために、
率先して範を示すべきという意見も多くありました。

今は、
ワクチンを早く、
我も我もという機運が高いのが世情です。

そうすると、
不公平感から例外を非難するのが社会の空気です。

「例外」を論ずるより先に、
「原則」が正しかったどうか論ずる方が先だと私は思います。