【おりおりの記(1)】2021・5・21
2021年05月21日
【先生】
一度しかお会いしたことのない大学の先生から、
昨日、
冊子を送っていただきました。
白木 蓮『わたしの職場 おりおりの記 ~キャンパソこぼれ話~』
担当する授業で、
「私の、忘れられない先生」
というテーマで一文を求めたことがあった。
ある女子学生が、
「私の忘れられない先生は、高校二年から三年までの先生です」
と書き出した・・・
私がいちばん先生にお世話になったことは、
大学に入る時のことです。
進路で悩んでいた私に、
美作大学のオープンキャンパスに行くことを勧められました。
先生は、
そのオープンキャンパスに一緒について来てくれました。
先生は大学で自転車を借り、
近くを回って、
どんな町なのか調べてくれていました。
先生が調べてくれていたおかげで、
この町のことがよく分かり、
この大学に行こうと思えました。
(「ああ、先生」より)
こんな先生もあるのだ。
出会いは質だなって思いました。
出会いの質が人の人生を変える、
そんなことを思わせる話でした。