もうすぐ6月、
6月はどんな畑仕事が待っているだろうと、
久保田豊和『畑仕事の十二カ月』(家の光協会)の、
「六月」を開いてみました。

二つの言葉が気になりました。
「野良まわり」と「キッチンガーデン」

今日は「野良まわり」のことを書いて、
「キッチンガーデン」はまた別の日に。

  雑草や病害虫の発生も多い時期、
  仕事がとくになくても、
  一日一度は野良まわりをしましょう。
  「主人の足音は肥料より効く」
  という諺(ことわざ)もあります。
  「百の肥やしより、一時の旬」、
  適期の手当てを忘れない。
  野良まわりは野(畑)をよくする立派な畑仕事。
  畑と会話するのは百姓の楽しみです。

「主人の足音は肥料より効く」、
私の知っている言葉では、
「農作物の最良の肥料は農夫の足音」でしたが、
「百の肥やしより、一時の旬」と併せて好い言葉を知りました。


命が育つ処では、
大人の「野良まわり」が大事なのです。
たとえ特別な用事や仕事がなくても・・・。

言ってみれが、
「名もなき子育て」です。