先週の紙上歌壇から、
〇ん〇んの歌をいくつか。
ふんわり
にんまり
しんみり

 不用意に一方にだけプチプチをあげるからこんなきょうだいげんか (奈良市)山添聖子
 コロナの世しか知らない子どもたちが歩き出し話すようになった (東京都)上田結香
以上、朝日歌壇。

 「長崎の鐘」のメロディー日々流れ永井博士を福島に偲ぶ  東京 佐野 滋

 北山の尾根の影からよみがえる高校地理の教師の語り  出雲 江角 謙
以上、山陰文芸。

俳句も二つ。
 ペンギンとぞろぞろ歩く子供の日  出雲 藤江 尭 《山陰文芸》
 紫陽花に染まつてしまふ立ち話 (厚木市)北村純一 《朝日俳壇》  

北村さん、うまいなあと思いました。