無印良品が、
「MUJI BOOKS 人と物」というシリーズを発行しています。
1.柳 宗悦
2.花森安治
3.小津安二郎
4.佐野洋子
5.茨木のり子万里
6.米原万里

その中から「米原万里」を買いました。
いつだったか、
どっか都会の無印良品で。
旬1

「ゆうあい便」に入れようとして、
ペラペラとめくったら、
ほとんど読んでいませんでした。

昨日、読み終えましたので、
心に残った個所を引用します。
  父親が無条件に自分を愛してくれている、と感じながら
  幼年期を過ごせたのは幸せでした。
  世界中が敵になっても父親だけは
  自分に味方してくれるという絶対的な確信があるからこそ、
  勇気を持って世の中に踏み出していける。
                (「米原万里の言葉」より)

  登るときは希望があって、
  降りるときには・・・勇気がいる。
  まっすぐで平坦な道は退屈だ。
  わたしは起伏にとんだ道が好き。
         (「米原万里の言葉」より)

彼女の言葉は、
するりと魂に滑り込む。

56歳で亡くなっています。
私の中では、
彼女もまた「可惜(あたら)」の人です。