【この世情に晩年を生きて(25)】2021・9・6
2021年09月06日
昨日の朝日新聞、
代島治彦『きみが死んだあとで』(晶文社)の書評を、
大阪大学教授の仲野 徹さんが書いていた。
山崎博昭、山本義隆、秋田明大の名が見える。
学生運動への参加には、
イデオロギーそのものだけではなく、
人間関係が色濃く影響していたというのが意外だった。
(中略)
半世紀という時の流れは、
単に長いだけではない。
どこかで何かが完全に断絶していまっているのではないか。
心の深層で、
深く深く思いを重ねながら読んだ。
心の襞(ひだ)に、
あの顔この顔を思い浮かべながら読んだ。
「人間関係」「断絶」という言葉が、
心の耳に、
いつまでもごろごろと鳴っていた。