【続・母の友】2021・9・7
2021年09月07日
味を占めて、
『母の友』(福音館書店)の9月号も借りました。
「絶対音感と相対音感」
山登りで例えると、
「急な坂を上ってきて、さっきより少し高いかも」とか、
「さっきより低くなってきたな」というのが分かるのが相対音感で、
「ただいま海抜二百メートル」、
「今は海抜三十メートル」と分かるのが絶対音感です。
分かり易い例えです。
「精神的な負荷」
家庭を仕切る人(大概は女)が、
仕事で言えばプロジェクトマネージャー的な役割を負っていることが多いという。
つまり、
実際の目に見える家事にくわえて、
家庭を仕切る人は、
業者や保育園への連絡、
検診や予防接種の予約、
足りないもののチェックや、
買わなくちゃならないもののリマインド・・・等々、
目には見えない、
頭で考えなければならない仕事が膨大にあり、
それが大きな負担になっている、という話。
ちなみに、家庭でありがちな、
「手伝ってほしいことがあるなら(or大変なら)ちゃんと言ってよ」のセリフは、
端(はな)からマネージメントを放棄してるでしょ、
あなたは従業員じゃないんだから、ってこと。
私が講演で話題にする「見えない家事」「見えない育児」「見えない保育」に通じる話で、
いささか気を良くしました。
たった二冊を読んだだけですが、
娘に言わせると「高尚」、
私の思いでは「クオリティが高い」、
そういう月刊誌でした。