味を占めて、
『母の友』(福音館書店)の9月号も借りました。

旬1
「絶対音感と相対音感」
  山登りで例えると、
  「急な坂を上ってきて、さっきより少し高いかも」とか、
  「さっきより低くなってきたな」というのが分かるのが相対音感で、
  「ただいま海抜二百メートル」、
  「今は海抜三十メートル」と分かるのが絶対音感です。

分かり易い例えです。

「精神的な負荷」
  家庭を仕切る人(大概は女)が、
  仕事で言えばプロジェクトマネージャー的な役割を負っていることが多いという。
  つまり、
  実際の目に見える家事にくわえて、
  家庭を仕切る人は、
  業者や保育園への連絡、
  検診や予防接種の予約、
  足りないもののチェックや、
  買わなくちゃならないもののリマインド・・・等々、
  目には見えない、
  頭で考えなければならない仕事が膨大にあり、
  それが大きな負担になっている、という話。
  ちなみに、家庭でありがちな、
  「手伝ってほしいことがあるなら(or大変なら)ちゃんと言ってよ」のセリフは、
  端(はな)からマネージメントを放棄してるでしょ、
  あなたは従業員じゃないんだから、ってこと。
私が講演で話題にする「見えない家事」「見えない育児」「見えない保育」に通じる話で、
いささか気を良くしました。

たった二冊を読んだだけですが、
娘に言わせると「高尚」、
私の思いでは「クオリティが高い」、
そういう月刊誌でした。