娘に薦められた本を、
およそ一か月かけて読みました。

最後の最後に、
アドラーの真髄がありました。
  ニヒリズムの意味ではなく、
  現実としてわれわれは、
  別れるために出会うのです。

  だとすれば、
  われわれにできることはひとつでしょう。
  すべての出会いとすべての対人関係において、
  ただひたすら、
  「最良の別れ」に向けた不断の努力を傾ける。
  それだけです。

  いつか別れる日がやってきたとき、
    この人と出会い、
    この人とともに過ごした時間は、
    間違いじゃなかった。
  と納得できるよう、
  不断の努力を傾けるのです。

  ある人から、
  「人間が変わるのに、タイムリミットはあるか?」
  と質問を受けたアドラーは、
  「たしかにタイムリミットはある」
  と答えました。
  そして、
  いたずらっぽく微笑んで、
  こう付け加えたのです。
  「寿命を迎える、その前日までだ

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