泉 ゆたか『お師匠さま、整いました!』(講談社時代小説文庫)
旬1

「春」のことば
  学問は、深めれば深めるほど頭がすっきりします。
  おらは、学問に没頭することで頭を冷やしたいのです。

「桃」のおもい
  人の死は苦しみだけではない。
  日々の流れの中にあると思う。  

「鈴」
  学問の追究のためには、
  多少の危険も冒さなくてはならないのです。

「巻末の解説」
  『お師匠さま、整いました!』は、
  誰だって、いつだって学び直せると、
  読者を優しく鼓舞(こぶ)する。
  学ぶことの祝福に満ちた物語なのである。
             (大矢博子:文芸評論家)