【昨日の読書から】2021・6・26
2021年09月26日
泉 ゆたか『お師匠さま、整いました!』(講談社時代小説文庫)
「春」のことば
学問は、深めれば深めるほど頭がすっきりします。
おらは、学問に没頭することで頭を冷やしたいのです。
「桃」のおもい
人の死は苦しみだけではない。
日々の流れの中にあると思う。
「鈴」
学問の追究のためには、
多少の危険も冒さなくてはならないのです。
「巻末の解説」
『お師匠さま、整いました!』は、
誰だって、いつだって学び直せると、
読者を優しく鼓舞(こぶ)する。
学ぶことの祝福に満ちた物語なのである。
(大矢博子:文芸評論家)