【この世情に晩年を生きて(30)】2021・9・27
2021年09月27日
昨日の山陰中央新報で、
「メルケル独首相の16年」を読む。
見出しは「独裁を知る宰相の退場」
欧州の多くの指導者が、
大勢の移民・難民を前に右往左往する中で、
決然と国境を開き続けたのがメルケル氏だった。
(中略)
政治的に言えば、
メルケル氏の難民政策は失敗だった。
(中略)
だが、
あの危機の際、
ドイツが国境を閉ざしていたらどうだろう。
功罪をひっくるめて、
彼女は偉大だったと一目置いて見て来た。
彼女の原点ははっきりしている。
彼女の政策は揺るぎない。
彼女の眼差しはまっとうだ。
残念ながら、
我が国の政界に、
彼女のような人はいない。