昨日の山陰中央新報で、
「メルケル独首相の16年」を読む。
見出しは「独裁を知る宰相の退場」
  欧州の多くの指導者が、
  大勢の移民・難民を前に右往左往する中で、
  決然と国境を開き続けたのがメルケル氏だった。
      (中略)
  政治的に言えば、
  メルケル氏の難民政策は失敗だった。
      (中略)
  だが、
  あの危機の際、
  ドイツが国境を閉ざしていたらどうだろう。

功罪をひっくるめて、
彼女は偉大だったと一目置いて見て来た。

彼女の原点ははっきりしている。
彼女の政策は揺るぎない。
彼女の眼差しはまっとうだ。

残念ながら、
我が国の政界に、
彼女のような人はいない。

宍道湖1