夏生一暁『日々の歳時記』(PHP文庫)を開いて、
今日、10月7日のページを見ました。
  仲秋
  二十四節気  秋分(昼夜が等しくなり夜長の季節に)
  七十二候   水始めて涸る(田畑の水が涸れる)
  今日の名句  栗一粒 秋三界を蔵しけり  寺田虎彦
  今日の極めつき季語  穭田(ひつじだ)
               稲刈り後しばらくして、
               稲の切り株からひこばえが出ることがある。
               この再生した細い茎を「穭(ひつじ)」と呼び、
               それが田一面に出ているものを「穭田」という。
               癒される風景ではあるが、
               この「穭田」にもどこかしら淋しさが漂う。

                 ひたひたとさざ波よする穭かな  村上鬼城

よく見かける風物だけど、
あれは「穭」というんだ。
あの田を「穭田」というんだ。
始めて知りました。
これで、
「ああ、穭田だ」と、
心に思い、
声に出して言える。

今朝の散歩で見た今日という日の空。
旬1
宍道湖1