話題の小説を読みました。
尾形真理子『隣人の愛を知れ』(幻冬舎文庫)

旬1

  ひとつめ目の「ありえない」を受け入れてしまえば、
  3つ目までは、可能性としてはありえることだ。
  だけど最後の4つ目だけは、
  可能性の範囲を超えている。
  「こんなことがあるんだな」
  冷静な淳哉の声に、
  青子は落ち着こうと、
  肺の中にある息を全部吐き切る。
  「まさかだよね」
  もう本当にわけがわからない。

後半は「可能性の範囲を越えている」ことの連続でした。